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愛ラブYOU

□ バツイチと呼ばないで □

バツイチと呼ばないで 4

朝から夏の太陽が照りつける。
毎年夏休みは合宿で水泳三昧だったが今年はパスした。
いや、それどころか退部願いを提出しようと康介は
机に向かって便せんにペンを走らせようとしていた。
母親は部活に行こうとしない康介を心配するどころか
パートタイマーの出勤時間が迫っていることでバタバタしていた。

「じやあ母さん行ってくるわね」と言ったのと玄関のチャイムが鳴ったのと同時だった。
あら、誰かしらと母がインターホンのボタンを押すと
「朝早くからすいません、隣の赤坂です」と涼やかな声がスピーカーから流れた。
母が出かける準備をしてそのまま玄関でなにやら希美子と会話していた。
数分後「康介、ちょっといらっしゃい」と階下から呼ばれた。
なんだよもう!と思いながら渋い表情で降りていくと
昨日とはまた違ったパステルカラーのワンピースに身を包んだ希美子がいた。
「赤坂さん、あんたに引っ越しの荷解きの手伝いをしてほしいそうよ」
「すいません、昨夜いつでも声をかけていいとおっしゃってくださったので図々しくお願いに参りました」
別段やることもなく暇だったので身支度が整ったら伺いますと答えた。
自分の部屋に戻り、きっと力仕事をさせられるのだろうと短パンにTシャツといった軽装でお隣さんのドアをノックした。

「無理言ってごめんなさいね」
散らかっているけど適当に座ってちょだいという言葉に甘えてソファの片隅に腰を下ろした。
「飲み物、何がいい?」
そう聞かれても水泳に明け暮れていたので炭酸は飲んだことがないので「お水でいいです」と答えた。
麦茶でいいかしら?コップ二つを手にして希美子は康介の隣に腰を下ろした。
鼻腔を爽やかな香りが突き抜けた。なんという香水だろう…すごくいい香りで大人の女性という感じがした。
「で、何を運べばいいんですか?」麦茶を一気に飲み干し、さっさと片付けて帰ろうと思った。
そうでないと希美子の色気にノックダウンしそうだった。

「そんなに重くはないんだけどね。いえ、むしろ軽いんだけどね。
何度も階段を昇り降りするのっていやじゃない。だから康介君にお願いしたの」
まあ、自由にこき使っていいと言ったのは母さんだし、
康介自身も時間があるのでそういう事はお安いご用だった。
「これ、ランジェリーが入ってるんだけどね、
この3ケースを二階の寝室にお願い」
水泳で鍛えた康介にしてみればまるで空箱を運ぶようなものだった。
よいしょっと箱を持ち上げた途端、艶めかしい匂いがした。
抱え上げた一番上の箱だけガムテープが剥がされていた。
たぶん昨夜着替えるために開封したにちがいない。
そう考えると康介の脳裏に昨夜の黒いショーツ姿の希美子が甦った。
おまけに階段を登るたびに箱の蓋がパコパコと口を開き、
中の色とりどりなショーツが目に飛び込んできた。
すると思春期の男の子特有のちょっとしたエロチックなことで下半身が素直に反応した。
ダウンロード

寝室に運び込むと希美子が二階に上がってくる気配がないことを確かめて
開封してある箱からショーツを一枚抜き取りベッドに寝転がり枕の匂いとショーツの匂いを交互に嗅いだ。
康介の股間の前ははち切れんばかりに脹れあがっていた。
『このベッドで希美子さんはオナニーを…』
今夜もオナニーショーを繰り広げてくれないだろうか。
昨夜は射精できずに終わったので今夜あたり思いっきりスペルマを放出させたいと思った。
短パンの中のペニスが痛い。
露出して解放させてやりたい気分だった。
だがそんな気分を階段を昇ってくる希美子の足音が理性を取り戻させた。
康介は慌ててベッドから飛び降りてショーツを箱に入れた。
股間の腫れは危険回避のためにあっという間に萎んだ。
「それが終わったらもう一つ頼みたい事があるの…」
寝室に入った希美子は少し狼狽する康介を不審に感じた。
箱をよくよく見ればショーツの端っこが箱から顔を出していた。
『はは~ん、そういう事ね…まあ、若いんだもんね』
希美子にバレているとも知らずに必死に何食わぬ顔をしている康介が可笑しくもあり可愛かった。
「この部屋は暑いでしょ?まだカーテンを付けてないから・・・
下へいらっしゃい冷たいフルーツを用意してあるの」
そう言われればたしかにエアコンを稼働させてあるにもかかわらず汗ばむほどの室温だった。
1階のリビング謙アトリエで二人はカットフルーツを食べた。
「康介君はフルーツでは何が好きなの?」
「桃が好きです」
そう答えながら脳裏で昨夜の希美子の桃のようなヒップを思い出していた。
「私はねえ、バナナよそれも大きくて堅いやつが好き」そう言って康介を見つめて妖しく微笑んだ。
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ドギマギしてる康介に追い打ちをかけるように
「さっき私のショーツを見て愉しんでいたでしょ?
ううん、それだけじゃないわ昨夜も…私のヌードと行為を見てたでしょ?」
バレている!なにもかもバレている…
その通りですごめんなさいと素直に頭を下げるんだと心の警鐘がなるのに
康介は耳を真っ赤にしてうつむいて黙りこくってしまった。
『かわいい』
希美子はもう少しこの純情な青年を虐めてみようと決めた。
「さっきさあ、もう一つ頼みたい事があると言ったでしょう?」
「お、俺、何でもやります!」
「じゃあ、モデルをしてくれないかしら」
「モデル…ですか?」
「私、こう見えても画家なのよ、そんなに売れてる訳ではないけど
ある方の力で何とか食べていけるだけの稼ぎはあるわ。
でも、そのある方にお世話になりっぱなしってイヤなのよ」
希美子の言う『ある方』というのは言わずと知れた笹崎のことだ。
希美子の描く絵が本当に売れているのかどうかわからないが
笹崎からはことあるごとに作品代としてお手当てを頂いていた。
そういう恩義があるが故に笹崎からのベッドへのお誘いを断れずにいた。
このままでは堕落してしまいそうなので引っ越しを機に笹崎のもとを離れて一人でやっていこうと決めたのだ。
その記念すべき第一作のモデルに康介を指名した。
「こんな僕でいいんですか?」
「シャツの上からだけど、あなた素敵な筋肉があるようだし、きっと素敵な裸体が描けそうな気がするの」
「ら、裸体?ヌードなんですか?」
「イヤとは言わないでしょね。あなたは私のヌードを見てるんだからこれでおあいこでしょ?」
見たと言ってもカーテンのない部屋でヌードになったあなたが悪いんじゃないか…
そう小声でブツブツと抵抗しても許してくれそうもなかった。
なりよりもさきほどショーツを箱から引っ張り出して匂いを嗅いだという負い目が心の底にあった。
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Date:2017/08/09
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Thema:18禁・官能小説
Janre:アダルト

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