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愛ラブYOU

2016年02月の更新履歴 [前月]  [次月]

2016/02/29
黒い瞳] 黒い瞳 6
2016/02/29
黒い瞳] 黒い瞳 5
2016/02/28
黒い瞳] 黒い瞳 4
2016/02/27
黒い瞳] 黒い瞳 3
2016/02/27
黒い瞳] 黒い瞳 2
2016/02/26
黒い瞳] 黒い瞳 1
2016/02/18
ごあいさつ] ブログ休止のお知らせ
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黒い瞳] 黒い瞳 6

 概要: 翌朝、母の機嫌がすこぶる悪かった。八神が帰った後は、さらに機嫌が悪くなり、お腹が痛いと言って寝床に臥せてしまった。八神の、お股の角(つの)はひょっとしたら、お母ちゃんの機嫌をよくする注射なのかもしれないと淳子は思った。昨夜は、襖がカタカタ揺れなかったからお注射をしなかったんだ。だから、お母ちゃんの機嫌が悪いんだ。そう思うと辻褄が合うように思えた。次の土曜日の夜も、八神はやってきた。夕食を食べている...

黒い瞳] 黒い瞳 5

 概要: 少し眠った後、襖がカタカタと振動している音で目が覚めた。『地震?怖いよ』と一瞬思ったが、頭上の蛍光灯の傘は揺れていなかった。それでも襖はカタカタと正確なリズムで揺れ続け、意識がハッキりしてくると共に、奥の部屋から、ふん、ふん、という母のくぐもった声が聞こえてきた。少しだけ開いている襖の隙間から覗いてみると、裸の八神が同じく裸の母の上に覆いかぶさり、しきりに腰を振っていた。なにをしているのだろう・・...

黒い瞳] 黒い瞳 4

 概要: そして、ついに土曜日がやってきた。母はいつもなら、お昼すぎまで起きてこないのに、その日は朝から起きだし、洗濯も掃除も済ませてしまった。お昼からは、「淳子、買い物にいくよ」と言って、百貨店へ連れていってくれた。淳子におしゃれな服を買い与え、母はすごく小さな下着を買った。「おかあちゃん、今夜、お仕事は?」問いかけた淳子に母は、「今日はすごく大事な日だもの、お休みをもらったのよ」と話してくれた。お肉屋さ...

黒い瞳] 黒い瞳 3

 概要: 淳子6歳淳子には、友達がいなかった。母と共に移り住んだ古い文化住宅は、その建物と同じように老朽化した人々が住みついていた。生活は豊かでなく、淳子は保育園にも幼稚園にも通わせてもらえなかった。淳子の遊び相手は、空き地で拾ってきたレンガの破片だった。淳子は、そのレンガの破片をチョークがわりに、アスファルトの路面に花や木や犬や猫を書いて遊んだ。普通の幼稚園児のように、家族を描くことはなかった。そもそも、...

黒い瞳] 黒い瞳 2

 概要: ~淳子 3歳~誰しも、3歳のころの記憶は、ほとんどないのではないだろうか。当然かもしれない。だが淳子には、脳裏にくっきりと思い出される光景がいくつかあるのだった。たぶん、あれは夏、もしくは初夏だったのではないか。蒸し暑さの中、なかなか寝付けずに、布団の上で何度も寝返りを打った。寝付けずにいたのは、蒸し暑さのせいだけでなく、隣の部屋から聞こえてくる罵り合いの声のせいだった。二人の男女が激しく言い争っ...

黒い瞳] 黒い瞳 1

 概要: プロローグ昨夜からパラパラと降っていた雨が日付けが変わるころに、どうやら本降りになってきたようだ。暗く静まり返った室内に激しい雨音がこだまする。『ああ、いやになっちゃう。明日はお洗濯できないなあ。』いつもなら、そんなことを考えていただろう。しかし、今はもうそんなことを気に病む必要はないのだ。遠くで雷鳴が轟く。まるで女の心に楔を打つかのように・・・女は暗い室内の天井を見つめながら考えていた。『どうし...

ごあいさつ] ブログ休止のお知らせ

 概要: 申し訳ありません2月は決算月ということもあって多忙をきわめておりますので今月いっぱいはお休みさせていただきます...
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